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北陸新幹線「上越妙高駅」のキャラクター

2015.03.12



北陸新幹線「上越妙高駅」のキャラクターを大塚がデザインしました。
いよいよ3月14日の開通式で、開業サポーターのみなさんと一緒に色塗りをした
横断幕とともにお出迎えします。
なぜモグラかというと、大塚が物語とともに描きました。

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上越妙高駅の地下には実は、もう何年も前から新幹線のようなトンネルがあって。
その中を走っているモグラがいました。
彼らは妙高山に登らなくても長野に行けたし、
冬の大雪の時だって高田の地下をなんなく走っていたし、
柏崎や十日町、直江津や、時には海の地下を通って佐渡にまで行ったりしてた、…らしいです。

ところがある時なんだか上がうるさいので、めずらしく地上に出てみると立派な駅が。
おまけにそこには新幹線という(ちょっと自分たちに似た)乗り物が入ってくるではありませんか。

「ねぇ、ねぇ、もともとここはぼくらが住んでいて、ここを走るのはぼくらの自慢だったんだけど」
それほど速く走れるとも思えない姿で、モグラが新幹線に対抗しようとしている様子。
ベルが鳴って気がつくと、一瞬で新幹線ははるか彼方に行ってしまいました。
モグラもそれを追いかけるように姿を消しましたが…。

ずっと地下にいたので、少しまぶたを下ろした電車のような姿のモグラ。
彼らは地下を元気に走り回りながら、時々この駅や街に姿をあらわすようです。

(※ 髪型というか、おでこは、富士額ではなく妙高額です。) 

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